オレンジを消す。

上の写真は、先日ご来店されたお客様の仕上がり後の写真です。

(ご新規のお客様だったので、Beforeの写真は撮ってませんでした)


今回のオーダーとしては、

・トーンを落ち着かせたい

・退色するとオレンジっぽくなるのをなくしたい

とのこと。


これ、わりと多いオーダーなので今回書いてみました。


色の関係性や髪のベースの状態にもよるんですが、

ざっくりいうとこういう場合は


「ブルー」


を使います。



学生の時に、美術の授業で見たことがあるかもしれませんが、


色の関係性ってこんな風になっています。


そして、それぞれ向かい合った色同士をぶつけると、ニュートラルブラウンになります。

(カラー剤はブラウンをベースに色を作っているので。絵の具などではグレーになります)


これをベースに、希望の仕上がりに合わせて他の色味を微調整していくわけなんですね。


今回のお客様は落ち着いていてもくすみ感を強調させた色をご希望でしたので、

シルバーブラウンを足しています。



それぞれの染める前の髪の状態や、お店のカラー剤、各スタイリストさんたちのやり方がそれぞれ違うので、一概にこれが正解!というものはありませんが、


ちょっと知っておくとカウンセリングの時に仕上がりの想像がしやすく、担当スタイリストさんとも話が進みやすいかもしれませんね。


ご参考までに。



TAKUMI HAGIWARA

Tokyo-based hairdresser. About my works, mind, and daily life.